「キレイな歯並びになってほしい」
多くの親御さんが願っています。シュルッセル キッズへもご質問・ご相談いただくことが多いテーマの一つです。歯並びが悪いと身体の問題だけでなく心の問題につながることもあるので良い歯並びで過ごせるように育ててあげたいものですよね。
キレイな歯並びを育てるうえでポイントになるのは顎の成長発育。
そこで今回は、顎の成長発育のために日頃取り入れやすい「食事の工夫」について5歳の子どもを育てる我が家の事例も合わせてご紹介します。
また、今回の記事は日本矯正歯科学会 認定医の藤澤將人先生にご監修いただいています。
❶歯並びと顎の成長発育の関係
キレイな歯並びを育てるために大切なのは「顎の成長発育」です。永久歯は28本(親知らずを入れると32本)あり、全てがキレイに並ぶにはそのスペースを確保する顎の大きさが必要です。個人差はありますが、子どもの顎の骨は5歳ごろまでに全体の50%、小学校高学年ごろには80%程度まで成長し、その後20歳ぐらいで成長が完了します。成長発育の時期に親の私たちが日頃から見守り育てていきたいのが「食べる・話す・呼吸する」という機能です。
口腔機能発達不全症、という病名を聞いたことはありますか?
18歳未満の子供で口の機能(食べる・話す・呼吸する など)が十分に発達していない、もしくは正常な機能を獲得できていない状態を口腔機能発達不全症といいます。口の周りの筋肉をうまく使えなかったり、発音が不明瞭だったり、何もしていないときにお口をポカンとあけたままになっていたりなど、さまざまな症状が現れます。
それらが原因で歯の位置や咬み合わせに影響を及ぼし、歯並びが悪くなってしまうことがあるのです。
口腔機能発達不全症、という病名を聞いたことはありますか?
18歳未満の子供で口の機能(食べる・話す・呼吸する など)が十分に発達していない、もしくは正常な機能を獲得できていない状態を口腔機能発達不全症といいます。口の周りの筋肉をうまく使えなかったり、発音が不明瞭だったり、何もしていないときにお口をポカンとあけたままになっていたりなど、さまざまな症状が現れます。
それらが原因で歯の位置や咬み合わせに影響を及ぼし、歯並びが悪くなってしまうことがあるのです。
❷顎の成長発育を妨げる食習慣
顎の成長には、顎や歯をよく使った食習慣が大切なことのひとつ。逆に言えば、そこに悪習慣があると成長は妨げられてしまいます。
母親にとっては育児の中で苦労や悩みも尽きない食事のこと、ちょっとこの機会に日常を振り返ってみてください。
現代では子供たちの食事が洋食傾向になり柔らかいものが増えてきました。子どもたちに「好きな食べ物は何?」と聞けば、ハンバーグ!うどん!ポテト!!なんていう声をよく聞きます。顎の成長発育にとって重要な時期に、普段から柔らかいものばかりの食習慣だと噛む回数が減ります。それは顎に刺激が行き届かないということなので、日頃のメニューやおやつの内容は偏りのないよう注意したいものです。
また、家族みんなで食卓を囲んでいた時代から現代では生活様式も変わりました。忙しいママの目の届かないところで一人で食事をしていたり、スマホやタブレットを触りながら食事をしている子も増えています。その結果として、あまり噛まずに丸呑みのような食べ方になってしまったり、乱れた姿勢で飲食するなど、食事の環境自体が口腔機能の成長発育を妨げている場合もあります。
もちろん我が家でも、いつも完璧で理想的な子育てができているわけではありませんが、悪習慣と言えるようなものが日常にならないようには心がけています。
母親にとっては育児の中で苦労や悩みも尽きない食事のこと、ちょっとこの機会に日常を振り返ってみてください。
現代では子供たちの食事が洋食傾向になり柔らかいものが増えてきました。子どもたちに「好きな食べ物は何?」と聞けば、ハンバーグ!うどん!ポテト!!なんていう声をよく聞きます。顎の成長発育にとって重要な時期に、普段から柔らかいものばかりの食習慣だと噛む回数が減ります。それは顎に刺激が行き届かないということなので、日頃のメニューやおやつの内容は偏りのないよう注意したいものです。
また、家族みんなで食卓を囲んでいた時代から現代では生活様式も変わりました。忙しいママの目の届かないところで一人で食事をしていたり、スマホやタブレットを触りながら食事をしている子も増えています。その結果として、あまり噛まずに丸呑みのような食べ方になってしまったり、乱れた姿勢で飲食するなど、食事の環境自体が口腔機能の成長発育を妨げている場合もあります。
もちろん我が家でも、いつも完璧で理想的な子育てができているわけではありませんが、悪習慣と言えるようなものが日常にならないようには心がけています。
❸“食べる”という機能
食事にまつわる様々な悩みをお持ちのママさんたちの声をよく聞きます。特に偏食や小食がその一つ。偏食や小食は、そもそもの原因を見つけることが解決の糸口です。ぜひお子さまの食べるという行為を観察してほしいと思います。
✔︎食事中よく食べこぼしをしませんか?
✔︎クチャクチャと音をたてて食べていませんか?
✔︎あまり噛まずに飲み込んでいる様子はありませんか?
✔︎食事中にお水やジュースで流し込むような食べ方はしていませんか?
このわずかなポイントからも何か見えてくることがあるかもしれません。
そもそも食べる機能とは、
【食べ物を認識 → 口に運ぶ → 前歯で噛みちぎる →奥歯ですりつぶす → 舌で丸めて →飲み込む】
これが一連の流れです。
子どもたちの中には、噛みちぎる・すりつぶす・舌を使う、飲み込むという行為自体を苦手に感じている場合があります。それは出された食事が嫌なのではなく、口腔機能が育っていないことが原因で食事の時間自体が億劫なのかもしれません。口腔機能に着目することで解決策が見えてくることも。口腔機能を育ててあげることで食事の選り好みがなくなり、何でも食べれるようになることもじゅうぶん考えられます。
口腔機能を育てることは、良い歯並びに繋がるだけでなく、健康な身体づくりのベースになり、さらには私たち親にとっても育児の悩みを解決することがあり得るのです。
✔︎食事中よく食べこぼしをしませんか?
✔︎クチャクチャと音をたてて食べていませんか?
✔︎あまり噛まずに飲み込んでいる様子はありませんか?
✔︎食事中にお水やジュースで流し込むような食べ方はしていませんか?
このわずかなポイントからも何か見えてくることがあるかもしれません。
そもそも食べる機能とは、
【食べ物を認識 → 口に運ぶ → 前歯で噛みちぎる →奥歯ですりつぶす → 舌で丸めて →飲み込む】
これが一連の流れです。
子どもたちの中には、噛みちぎる・すりつぶす・舌を使う、飲み込むという行為自体を苦手に感じている場合があります。それは出された食事が嫌なのではなく、口腔機能が育っていないことが原因で食事の時間自体が億劫なのかもしれません。口腔機能に着目することで解決策が見えてくることも。口腔機能を育ててあげることで食事の選り好みがなくなり、何でも食べれるようになることもじゅうぶん考えられます。
口腔機能を育てることは、良い歯並びに繋がるだけでなく、健康な身体づくりのベースになり、さらには私たち親にとっても育児の悩みを解決することがあり得るのです。
❹偏食にまつわる余談①
味覚は生後6ヶ月ごろから発達し、3歳ごろまでに急速に形成されます。育児に追われていると離乳食を含め子どもの食事に「加工食品」に頼ってしまうことはあるでしょう。ただ、加工食品中心の食習慣は、亜鉛が不足するので味覚障害につながってしまうこともあります。
この時期にほんの少しの手間を惜しまないことで、幼少期以降の偏食を防ぐことに繋がります。亜鉛や鉄分などのミネラルが不足しないようお肉や海藻、大豆製品などを積極的に取り入れると良いでしょう。
この時期にほんの少しの手間を惜しまないことで、幼少期以降の偏食を防ぐことに繋がります。亜鉛や鉄分などのミネラルが不足しないようお肉や海藻、大豆製品などを積極的に取り入れると良いでしょう。
❺偏食にまつわる余談②
用意した食事を拒まれるのが悲しい…という理由でメニューに偏りが出てしまうのは、育児の中では良くあると聞きます。これは「食べ物を認識する」という食べる機能の最初の段階ですね。
ハンバーグに練り込むなどの工夫で人参や玉ねぎを食べさせる苦労は私にもよくわかります。でも偏食は子どもの先入観もあるのかもしれません。
私の息子はピーマンが好物です。でも幼稚園でお友達が「ピーマンは苦い、嫌い」という話を聞いたことが理由で一時期食べないことがありました。また、「嫌いな食べ物はなに?」と子どもに聞いてくる大人との会話で、息子がそこで好物の「インゲン!」と嘘を言ったことがあるのですが、「インゲンは苦いもんねー」と言われ、脳に“苦いもの”と思い込まされてしまうこともありました。
子どもとは、食事の楽しさや、食材の美味しさなどを会話にできると偏食がある子も「食べてみたいな」という気持ちになるかもしれません。
ハンバーグに練り込むなどの工夫で人参や玉ねぎを食べさせる苦労は私にもよくわかります。でも偏食は子どもの先入観もあるのかもしれません。
私の息子はピーマンが好物です。でも幼稚園でお友達が「ピーマンは苦い、嫌い」という話を聞いたことが理由で一時期食べないことがありました。また、「嫌いな食べ物はなに?」と子どもに聞いてくる大人との会話で、息子がそこで好物の「インゲン!」と嘘を言ったことがあるのですが、「インゲンは苦いもんねー」と言われ、脳に“苦いもの”と思い込まされてしまうこともありました。
子どもとは、食事の楽しさや、食材の美味しさなどを会話にできると偏食がある子も「食べてみたいな」という気持ちになるかもしれません。
❻偏食にまつわる余談③
比較的なんでも食べる息子でも最初に昆布を与えた時には食べませんでした。息子の言葉では「苦いから嫌」と。
でも私はある日の幼稚園のお弁当に昆布おにぎりを忍ばせました。笑。帰宅した息子のお弁当箱をみると…。中身は空っぽ!どうだった?と聞くと「美味しかったよー!全部食べた!」と。それ以来昆布おにぎりは大好物で、おでんの昆布も食べています。
子どもなんてそんなものです。一度食べなかった食材でも日を変えると食べたり、お腹が空いている時ならなおさら。幼稚園のお弁当作戦は、他の選択肢がないのでお腹ペコペコな状態なら食べるしかないのです。
でも私はある日の幼稚園のお弁当に昆布おにぎりを忍ばせました。笑。帰宅した息子のお弁当箱をみると…。中身は空っぽ!どうだった?と聞くと「美味しかったよー!全部食べた!」と。それ以来昆布おにぎりは大好物で、おでんの昆布も食べています。
子どもなんてそんなものです。一度食べなかった食材でも日を変えると食べたり、お腹が空いている時ならなおさら。幼稚園のお弁当作戦は、他の選択肢がないのでお腹ペコペコな状態なら食べるしかないのです。
❼食事内容の工夫
口腔機能を育てるのはそんなに難しいことではありません。まずは食事内容について次の点から実践してみてください。
・前歯を使うメニューやおやつを用意する
スプーンやフォーク、お箸を上手に使って口の中に食べ物を運び、食卓を汚さずに食べられるようになると、成長を感じられて嬉しいものです。しかし、そればかりの食事だと前歯を使う機会が減り、顎が育ちません。
前歯を使って食べるものとして我が家でよく食べさせているのは
・骨つき肉
・とうもろこし
・スティック野菜
・大きめにカットした根菜類
・ピザ
・さけるチーズ
・お煎餅
・棒アイス
・りんごや梨などのフルーツ
特に骨つき肉は手が汚れ、口の周りもベトベトになるので片付けが大変ですが、前歯で噛み切る食材としてとても優秀です。前歯への刺激にとっては前歯を使うことが大切なので多少柔らかい食材でも大丈夫です。小さくカットして食べやすくしてあげる愛情よりも、顎を育ててあげる愛情を優先してみてください。
また、食事の用意が大変な場合はおやつで工夫することもできます。息子は毎日アイスを食べているのですが、カップアイスのようなスプーンですくって食べるタイプではなく、棒アイスをほぼ毎日食べています。チューペットやパピコなどの形態も前歯に刺激を与えるという点では良いおやつかもしれません。
前歯を使って食べるものとして我が家でよく食べさせているのは
・骨つき肉
・とうもろこし
・スティック野菜
・大きめにカットした根菜類
・ピザ
・さけるチーズ
・お煎餅
・棒アイス
・りんごや梨などのフルーツ
特に骨つき肉は手が汚れ、口の周りもベトベトになるので片付けが大変ですが、前歯で噛み切る食材としてとても優秀です。前歯への刺激にとっては前歯を使うことが大切なので多少柔らかい食材でも大丈夫です。小さくカットして食べやすくしてあげる愛情よりも、顎を育ててあげる愛情を優先してみてください。
また、食事の用意が大変な場合はおやつで工夫することもできます。息子は毎日アイスを食べているのですが、カップアイスのようなスプーンですくって食べるタイプではなく、棒アイスをほぼ毎日食べています。チューペットやパピコなどの形態も前歯に刺激を与えるという点では良いおやつかもしれません。
・たくさん噛まないと飲み込めないものを用意する
・煮物のレンコンや人参
・きんぴらごぼう
・タコやイカの刺身
・肉
・にぼし
調理の段階で少し硬めにしたり大きくカットする程度でも効果はあります。ただ、誤飲を防ぐためにも食事中の見守りはしっかりしてあげてくださいね。
・きんぴらごぼう
・タコやイカの刺身
・肉
・にぼし
調理の段階で少し硬めにしたり大きくカットする程度でも効果はあります。ただ、誤飲を防ぐためにも食事中の見守りはしっかりしてあげてくださいね。
❽食事環境の工夫
・足が床につく椅子で良い姿勢をつくる
我が家では足がつく位置を調整できる椅子を使っていますが、もしもそのような椅子でなくても箱などを足元に置いて工夫することはできます。
また、背もたれにもたれていると骨盤が丸まり、顎も上がってしまうので足元だけでなく姿勢自体も見てあげてください。正した姿勢が保てるような声がけも大切です。ジップロックに空気を入れて座布団にすることで姿勢が良くなる場合もあるので、声がけで直らない場合はそのようなものを用意してみるのもおすすめです。
また、背もたれにもたれていると骨盤が丸まり、顎も上がってしまうので足元だけでなく姿勢自体も見てあげてください。正した姿勢が保てるような声がけも大切です。ジップロックに空気を入れて座布団にすることで姿勢が良くなる場合もあるので、声がけで直らない場合はそのようなものを用意してみるのもおすすめです。
・食卓で座る位置を見直す
お子さんが座っているのはダイニングテーブルのどの位置ですか?
家族で会話を楽しみながらの食事はとても良いことですが、隣にお母さんが座っているとお子さんの身体がお母さんの方に捻った状態になりがちです。できればお母さんは正面に座ると良いでしょう。また、テレビを観ながらの食事はオススメできませんが、もしもそのような場合もテレビがお子さんの正面にある方が良いでしょう。
家族で会話を楽しみながらの食事はとても良いことですが、隣にお母さんが座っているとお子さんの身体がお母さんの方に捻った状態になりがちです。できればお母さんは正面に座ると良いでしょう。また、テレビを観ながらの食事はオススメできませんが、もしもそのような場合もテレビがお子さんの正面にある方が良いでしょう。
・手を合わせてごあいさつ
日本人が手を合わせて「いただきます・ごちそうさま」を言うのは食材を育ててくれた人や作ってくれた人への感謝の気持ちを表すものですが、もうひとつ大きな理由があります。それは姿勢を正す、ということ。両手を合わせると、それだけで自然に姿勢が整います。
食事の時間中ずっと良い姿勢が保てない小さな子どもでも、せめて最初と最後のご挨拶で真っ直ぐな良い姿勢を教えてあげてください。
食事の時間中ずっと良い姿勢が保てない小さな子どもでも、せめて最初と最後のご挨拶で真っ直ぐな良い姿勢を教えてあげてください。
・食卓にお水やお茶を出さない
水分補給や食べ物が喉に詰まらないようにという理由から、食卓にお水やお茶を用意しているご家庭も多いと思います。しかし噛む回数が少なくなった現代の子どもたちは水分で流し込むような食べ方をしていることもあります。食卓にはお水やお茶は置かず、代わりに味噌汁などの汁ものを用意してあげてください。
そもそもお水やお茶を出すのは飲食店のサービスのひとつで、昔の日本人の食卓には無いものでした。長寿アニメのサザエさんや、ちびまる子ちゃんの家庭をみると理想的な食卓の姿が描かれています。
そもそもお水やお茶を出すのは飲食店のサービスのひとつで、昔の日本人の食卓には無いものでした。長寿アニメのサザエさんや、ちびまる子ちゃんの家庭をみると理想的な食卓の姿が描かれています。
・コップは両手で持つ
食事中にお水やお茶を置かないことが前提ですが、もしもコップを必要とする場合にはコップは両手で持つように見守ってください。片手で持ったり、取ってを使った持ち方は身体が左右非対称になりがちです。真っ直ぐ良い姿勢をつくる妨げになるので、子どもが片手で持つには大きく、両手でないと持ちにくいような形態の物を用意するのが良いでしょう。
❾最後に
私には妹がいます。私は比較的歯並びは良いのですが、妹は歯並びが悪く矯正治療を経験しました。同じ親の元で育った姉妹でもなぜ歯並びにこれほど違いがあるのか、私なりに深く考えてみたことがあります。
よくよく考えると、私はピーマン以外特に好き嫌いなくなんでも良く食べる子でしたが、妹は幼い頃から偏食とお口ポカンがありました。親の目を盗んで砂糖の入った瓶を抱えて砂糖を舐めたりしていて、乳歯の頃から虫歯もたくさんありました。お口ポカンは大人になった今でも続いていて、アレルギーや歯については悩みは尽きないようです。
私にも妹にも同じように愛情を注いでくれた両親ですが、どうしても育児や仕事が忙しくなってしまうと偏食や味覚形成に関わる食習慣は目が届きにくくなってしまうのかもしれません。その結果として口腔機能の低下や歯並びに影響が出てしまうのかもしれません。
私も親になり子育てで食に関しての大変さを実感しています。でも、ほんの少しの意識とほんの少しの工夫で我が子の口腔機能を育てていくことはできることも感じています。ぜひ一緒に、我が子の健康な身体とより良い歯並びを育ててあげませんか?
・
今回の記事に関して情報提供と監修をしてくださった、目白ヶ丘デンタルクリニック院長 藤澤將人先生、どうもありがとうございました。
よくよく考えると、私はピーマン以外特に好き嫌いなくなんでも良く食べる子でしたが、妹は幼い頃から偏食とお口ポカンがありました。親の目を盗んで砂糖の入った瓶を抱えて砂糖を舐めたりしていて、乳歯の頃から虫歯もたくさんありました。お口ポカンは大人になった今でも続いていて、アレルギーや歯については悩みは尽きないようです。
私にも妹にも同じように愛情を注いでくれた両親ですが、どうしても育児や仕事が忙しくなってしまうと偏食や味覚形成に関わる食習慣は目が届きにくくなってしまうのかもしれません。その結果として口腔機能の低下や歯並びに影響が出てしまうのかもしれません。
私も親になり子育てで食に関しての大変さを実感しています。でも、ほんの少しの意識とほんの少しの工夫で我が子の口腔機能を育てていくことはできることも感じています。ぜひ一緒に、我が子の健康な身体とより良い歯並びを育ててあげませんか?
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今回の記事に関して情報提供と監修をしてくださった、目白ヶ丘デンタルクリニック院長 藤澤將人先生、どうもありがとうございました。