何年か前に「人は見た目が9割」という書籍が流行りました。記憶されている方も多いでしょう。前回同様、今回も「人に与える印象」に関する内容を書いてみようと思います。
①右側の顔が第一印象を決める
人は「はじめまして」で出会った瞬間、相手の第一印象をわずか3秒で決めるといれています。
そしてメラビアンの法則によれば
「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「話の内容7%」だというから、圧倒的に「見た目」で印象が決まるといえます。
さらに私が興味深く思っているのが、人間は「見えている左側を強く認識する傾向がある」ということです。
例えば、大売り出しのチラシは目玉商品を視界の左上に配置することが多く、陳列についても左側の物がよく売れるという実験結果があるそうです。
また、下の①と②ではどちらが笑っている印象が強く見えますか?
① (^_・)
② (・_^)
これにも多くの方が①と回答するそうです。
このことを「シュードネグレクト」といいます。人は視野の半分を重要視し、もう一方を無視しがちな認知傾向がある。しかもそれは右の視野よりも左の視野を重視するのが多くの人間の傾向なのです。
ということは、相手に与える印象は自分の「右側の顔」ということになりますね。
相手へ与える印象の強い右側は、その人の育ってきた人生や生き様が現れやすいといわれその人の感情から作り出された表情です。相手は瞬時に右側の表情から「優しそうな人」「怖そうな人」「楽しそうな人」などと印象づけているのです。
一方左側は、幼少期からの顔が成長とともに加齢していくとされていて、大きな変化は少なく感情も現れにくいそうです。
そしてメラビアンの法則によれば
「視覚情報55%」「聴覚情報38%」「話の内容7%」だというから、圧倒的に「見た目」で印象が決まるといえます。
さらに私が興味深く思っているのが、人間は「見えている左側を強く認識する傾向がある」ということです。
例えば、大売り出しのチラシは目玉商品を視界の左上に配置することが多く、陳列についても左側の物がよく売れるという実験結果があるそうです。
また、下の①と②ではどちらが笑っている印象が強く見えますか?
① (^_・)
② (・_^)
これにも多くの方が①と回答するそうです。
このことを「シュードネグレクト」といいます。人は視野の半分を重要視し、もう一方を無視しがちな認知傾向がある。しかもそれは右の視野よりも左の視野を重視するのが多くの人間の傾向なのです。
ということは、相手に与える印象は自分の「右側の顔」ということになりますね。
相手へ与える印象の強い右側は、その人の育ってきた人生や生き様が現れやすいといわれその人の感情から作り出された表情です。相手は瞬時に右側の表情から「優しそうな人」「怖そうな人」「楽しそうな人」などと印象づけているのです。
一方左側は、幼少期からの顔が成長とともに加齢していくとされていて、大きな変化は少なく感情も現れにくいそうです。
②審美補綴を求めるときに歯科技工士に伝えてほしいこと
これは技工士サイドの話にはなりますが、ナチュラルな審美補綴の追求は、顔の「右側の前歯部」にヒントがあるのではないかと弊社では考えます。
歯の正中(真ん中)が、顔のセンターにくる人はごく稀で、ほとんどが左右どちらかに位置しています。顎を動かす関節は位置、形、動き方も左右で対象ではなく口角の上がり方や唇の開き具合なども一人一人異なります。個々に合った審美補綴に正解を求めるのが難しい分、そこに歯科技工士の力量とセンスで違いが出るところだと思うのです。
少し極端な表現をすれば、[私は可愛い顔になりたい]と望む患者さんには、右側の歯を左側よりも少し丸みをつくる事で可愛さを表現する事ができる。
または[私は仕事ができるキリッとした美しい大人な感じになりたい]と望む患者さんには右側前歯を少しだけ角張らせたりするとそのようなイメージに繋がります。
補綴物を製作する立場の歯科技工士としては教科書通りの歯ではなく、患者さんがよりチャーミングになる歯を目指していますが、それには数ミリ以下の数マイクロ単位で製作する必要があり、本当に奥が深いのです。
実際に患者さんに会ってお顔を拝見し想いを聞かせていただく「会いにいける技工士」の意味はそこにあります。お越しいただける場合にはぜひ「どんな自分でありたいのか?」なども聞かせていただけるとご希望イメージが技工士にも伝わりやすくなります。
些細なことに思えるかもしれませんが、小さくとも人生に大きな影響を与えるパーツだからこそ向き合っていきたい重要なことだと思っております。
歯の正中(真ん中)が、顔のセンターにくる人はごく稀で、ほとんどが左右どちらかに位置しています。顎を動かす関節は位置、形、動き方も左右で対象ではなく口角の上がり方や唇の開き具合なども一人一人異なります。個々に合った審美補綴に正解を求めるのが難しい分、そこに歯科技工士の力量とセンスで違いが出るところだと思うのです。
少し極端な表現をすれば、[私は可愛い顔になりたい]と望む患者さんには、右側の歯を左側よりも少し丸みをつくる事で可愛さを表現する事ができる。
または[私は仕事ができるキリッとした美しい大人な感じになりたい]と望む患者さんには右側前歯を少しだけ角張らせたりするとそのようなイメージに繋がります。
補綴物を製作する立場の歯科技工士としては教科書通りの歯ではなく、患者さんがよりチャーミングになる歯を目指していますが、それには数ミリ以下の数マイクロ単位で製作する必要があり、本当に奥が深いのです。
実際に患者さんに会ってお顔を拝見し想いを聞かせていただく「会いにいける技工士」の意味はそこにあります。お越しいただける場合にはぜひ「どんな自分でありたいのか?」なども聞かせていただけるとご希望イメージが技工士にも伝わりやすくなります。
些細なことに思えるかもしれませんが、小さくとも人生に大きな影響を与えるパーツだからこそ向き合っていきたい重要なことだと思っております。