歯の悩み・ご相談は、東京都墨田区 / 江東区 “会いにいける歯科技工所”「デンタルラボア シュルッセル」まで

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なぜ、安心してかかれる歯科医院に出会えないか

2024.08.06(Tue)

技工士からみた歯科医療私たちのこと

歯科相談を本格的に始めて5年が経過しました。みなさん口を揃えて言うのは「安心してかかれる歯科医院に出会いたい」と。読者のみなさんは、安心してかかれる歯科医院に出会えていますか?

目次

  1. ①歯科医療に求める「安心」とは
  2. ②なぜ安心してかかれる歯科医院に出会えないか
  3. ③国民皆保険制度「時間」の弊害
  4. ④国民皆保険制度「意識」の弊害
  5. 意識 <歯の価値観が低い日本人>
  6. 意識 <提案を厄介に思う人がいるリスク>
  7. ⑤シュルッセル が歯科相談をする意味
  8. ⑥安心してかかれる歯科医院と出会いたい方へ

①歯科医療に求める「安心」とは

年齢層は10代から60代まで、とても幅広く利用いただいているシュルッセル の歯科相談ですが、タイトルの通り「安心してかかれる歯科医院と出会いたい」と願うご相談がとても多いです。では、これまで私たちにご相談に来られた方が言う「安心」とはどういうことでしょうか?実際のお声をピックアップしてみると…

・ちゃんと診てくれる
・しっかり説明してくれる
・質問がしやすい環境である
・自分の意見や想いを聞いてくれる
・選択肢を提示してくれる

そう感じた理由としては

・流れ作業のようでちゃんと診てくれている実感がもてなかった

・説明はしてくれるけれど理解できないことが多かった

・わからないことを質問したくても忙しそうで声がかけられなかった

・理解できないままあれよあれよと治療が進み数年後再治療が必要と言われてしまった

・自費か保険かの選択で保険を選んだけれど、笑うと銀歯がみえるから後悔している

など。共通して言えるのは、歯科医師と患者のコミュニケーションを十分にとれることがみなさんの思う「安心」のようでした。

②なぜ安心してかかれる歯科医院に出会えないか

実はコミュニケーションについては多くの歯科医院でもその必要性を感じて、できる限りの時間をかけてくれています。それなのに歯科医療を受ける患者さん側とのギャップが生じているのは1つ大きな原因が考えられます。

それは、日本における国民皆保険制度による弊害です。この制度によって歯科医院側、患者側、両者にとって不利益が生じていると私は感じています。国民皆保険制度は、国民が皆平等に歯科医療を受けられるという点ではとても良い制度ですが、今回の問題「コミュニケーション」においてはマイナスになることがあるのです。



③国民皆保険制度「時間」の弊害

まず、クリニック側の「時間」に関する問題です。

“流れ作業のように” と感じた方もいましたが、歯科医院側としては恐らくそんなつもりはありません。しかし、限られたアポイントの中で、点数に見合った処置をするには、十分な時間を割けないのがコミュニケーションの部分です。ましてや過去の他医院での不信に感じた経験や、想いをじっくり聴き、信頼関係を一度に築くのはとても難しく、そこに割けるじゅうぶんな時間は保険点数にはありません。


こんなこと聞いていいのかな、私のために時間を取ってもらうのは申し訳ない、そんな風に「忙しそうで声をかけにくい」と感じている患者の気持ちを決しておざなりにしているのではないはずです。しかし、保険皆保険のルールの中でしっかり処置をしようと思うほど、患者さんには口を開けていてもらう時間を確保することで精一杯なのです。


※なかには国民皆保険の中でじゅうぶんすぎる時間を割いて患者さんと向き合う時間をつくっている先生もいらっしゃいます。私の意見は全てではありません

④国民皆保険制度「意識」の弊害

もう一つは患者側の「意識」に関する問題です。

例えば、1本痛い歯があって歯科受診したとします。検査を受けて、なぜその歯が痛くなったのか原因を調べてもらいます。原因が、噛み合う反対側の歯や、隣にあるという場合もあるでしょう。そして痛みのある歯を根本的に治すには、周囲の歯の治療や、外科治療、矯正治療など、少し大掛かりな治療が必要な場合もあります。なかには保険を超えた自由診療になることもあるかもしれません。

患者さんとしては、痛い歯1本だけを治してもらうつもりが、想像よりも大掛かりな治療が必要だと言われたら…?保険内で治せると思っていたのに自由診療になると言われたら…?

「あの歯医者はお金儲けのためにたくさんの治療を勧めてくる」なんて感じる人もいるでしょう。世間ではとてもよく聞く言葉です。
患者さんにとってより良い治療のために時間をかけて丁寧にお伝えすることも、時にはマイナス解釈となって悪評判まで流されてしまうことさえあるのです。

意識 <歯の価値観が低い日本人>

私は一般の方々に向けて「歯の価値」をテーマに講座をすることがあります。約1時間ほど、さまざまな方向から歯がいかに生きるうえで大切かを知ってもらう内容です。

たとえばその中で、歯を金額で置き換えて考えてもらうことがあります。あなただったら、歯1本に値段をつけるとしたらいくらと答えますか?

交通事故による歯の賠償請求額では日本の場合、1本80万円との判例が出ているそうです。それを基準にすれば、歯の本数は28本(親知らずは除く)なので、80万円×28本=2,240万円。そうなると、もともと私たちは口の中に2,240万円を持っていると言えます。ところがこの金額を伝えると受講者の多くはとても驚いた表情をします。
一方、アメリカ人にアンケートを取ってみると平均で1本500万円ほどの価値があると思うと答えるそうです。そうなると500万円×28本=1億4,000万円。

日本人とアメリカ人の歯に対しての価値観が違うのが良くわかります。

意識 <提案を厄介に思う人がいるリスク>

現在(2024年8月)は、パリオリンピックが開催されていますが、良いパフォーマンスをするためには歯も大きく影響します。

ある運動能力の調査では、成績の悪いグループの歯には、なんらかのお口のトラブルが良いグループに比べて多いことが明らかになっているそうです。顎の関節のそばに、体の平衡感覚をつかさどる三半規管があるので、噛み合わせの違和感は重心移動に悪影響を与えるのです。

また、しっかり噛めると筋力は4~6%程度アップすると言われています。数字にするとわずかでもコンマ1秒を争うような競技の場合はそのわずか1%が勝敗を分ける大きな差となりえます。

そしてメジャーリーガーの大谷選手がスポーツをするうえで睡眠の質はとても重要といいますが、睡眠の質はベッドや枕だけが影響するわけではありません。呼吸も大きく影響します。呼吸をするうえでは軌道や口の周りの筋肉、舌の位置、歯ももちろん、口腔の全体がキーになるのです。

そういう話を聞けば、スポーツをする人は身を乗り出してもっと聞きたいと思うでしょう。より良い成績を出すために、より良い歯の状態を求め時間やお金を惜しまず治療に臨みたいと思う人もいるでしょう。

ところが、痛いところを治せれば良いと思う人が多く、求めていること以外の提案をされるのは「金儲けだ」と思うような日本の現状では、意識の底上げに必要な歯科医院でのコミュニケーションの時間を割くのはリスクになる場合も多いのです。




以上のように「安心してかかれる歯科医院」と出会えないと感じる人が多い背景として、

『医院側の時間の問題』と『患者側の意識の問題』があり、そこに影響しているのが保険皆保険制度なのです。


⑤シュルッセル が歯科相談をする意味

歯科医院の中ではコミュニケーションの時間が十分に割けない、割いてもマイナスになってしまうことがある状況の中、それを単に保険皆保険制度のせいにしているだけでは状況は何も変わらない。であれば歯科医療従事者として何ができるか?を考えました。

私には歯科技工士という資格があり、それを活かして補綴物をつくる立場からコミュニケーションを取り、歯科受診前に「安心」をご提供できれば、前向きな通院をしていただけると考え歯科相談を行なうことにしたのです。

ご相談時間は平均30分〜45分程度ですが、先日お見えになった方は「不安要素がなくなって爽快!スッキリしました!」と話してくれました。

・

もちろん、悩みや不安をただお聞きしているだけではありません。どういう姿勢で歯科治療を受けるべきか、気になる歯を治す為にはお口の中を総合的に診てもらい根本的な原因を無くす意味も含めて情報をお伝えします。

その時最も大切にしているのは、インターネットで検索して得られるような情報ではなく「あなたにとって何が大事か」「あなたの将来にとってどういう視点をもって選択すべきか」ということです。

・

そして、「口腔の健康を守る」という視点でみると歯科技工士の視点だけでなく予防的な知識も上書きしていく必要があると考えて様々な勉強会に参加しています。なかでも最近では「口腔機能」をテーマにした勉強会で学びを深めていて、弊社在籍の歯科衛生士とともに子どもの頃から必要な口腔機能向上にまつわる情報もお届けできるようにしているところです。

⑥安心してかかれる歯科医院と出会いたい方へ

・ちゃんと診てくれる
・しっかり説明してくれる
・質問がしやすい環境である
・自分の意見や想いを聞いてくれる
・選択肢を提示してくれる

そんな安心してかかれる歯科医院をお探しの方は “歯科技工士に相談する” という選択肢があることも覚えておいてください。
単なる愚痴は受け付けませんが、歯を大切にしたいのに悩みが尽きない、という方にシュルッセル の窓口をきっかけにあなたが “安心してかかれる歯科医院”と出会えるようにサポートいたします。


最後まで読んでくださりありがとうございました。




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