歯の悩み・ご相談は、東京都墨田区 / 江東区 “会いにいける歯科技工所”「デンタルラボア シュルッセル」まで

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健康に生きることをサポートする歯科医療「DDM Institute / 二重ドミノ理論」を学びました

2023.12.08(Fri)

私たちのこと

北海道函館にある福田歯科医院にて開催された6日間に及ぶセミナーに参加し、全てのカリキュラムを終えました。そこで私は “予防歯科医療に対する自分の知識や認識の薄っぺらさ” を自覚することとなりました。歯科医療は私が思っていた以上に“健康に生きる”ことをサポートできます。真の意味で患者さんと社会と歯科医療業界の為になる歯科医療とは何か、本気で考えた有意義な時間でした。学びの内容や私の思いをレポートします。

目次

  1. 炎症のドミノと機能のドミノ
  2. まずは “GPS=現在地” を知る
  3. 個別化された道標、コンパスプログラム
  4. なぜこのセミナーを受講したのか?
  5. 歯科技工士だから関われる二重ドミノ理論
  6. 口こそすべて

炎症のドミノと機能のドミノ

人が健康に生きる上では「食事・運動・生活習慣」がベースになりますが、それ以外にも全身の健康と関わっていることがたくさんあります。その複雑な構造を分かりやすくしたのが二重ドミノ理論です。

イラストをご覧ください。

左側の赤いドミノには虫歯や歯周病、根尖性歯周炎といった「炎症のドミノ」が描かれています。

右側の青いドミノには姿勢や呼吸など「口腔の機能に関するドミノ」が描かれています。


名前の通りドミノ倒しをイメージしてほしいのですが、上流に描かれたドミノが順次倒れていくと、下流にある生命を脅かす重大な病気が待ち構えているということを意味しています。全く健康だった人がある日突然糖尿病や高血圧になるということはなく、その病気が発症する過程では上流にあるようなドミノが自覚ないまま倒れていることが多く、病気の構造はとても複雑なのです。


現在の歯科医療では、赤の「炎症のドミノ」に対するものが中心です。しかし青の「口腔機能のドミノ」もそれに並ぶぐらい重要。そのことを医療的観点、社会的観点でも分かりやすく解説していただいたのが当セミナーでした。




まずは “GPS=現在地” を知る

講義の中では臨床に落とし込むための具体的なシステムの話もありました。

二重ドミノ理論に基づく歯科医療は、今自分の口腔内や口腔機能がどのような状態か「現在地」を認識するための様々な検査を行います。講師の先生のクリニックでは成人の場合は11項目を2時間かけて行なっているそうです。

虫歯や歯周病にまつわる検査項目だけでなく、気道分析、呼吸回数、舌圧、口唇圧、HbA1c、炎症巣の広がりを数値化できるPISAなど、これまでの私の歯科受診経験では行ったことのない検査項目も並んでいて、講義を聴きながら「自分の体はどうなんだろう?」と気になることばかりです。

これらを知りながら過去を推測し、現状を把握し、将来の予測をして、真の意味で「全身の健康」に繋がる歯科医療が行われます。




個別化された道標、コンパスプログラム

検査結果から “全身の健康を守る” という視点を持って機能回復を目的としたプログラムを行っていきます。幼少期に行うプログラムには「コンパスプログラム」という名前がつけられていて、患者さんが進むべき方向を医療従事者は示し寄り添う役割、という意味が込められていました。

このプログラムは幼少期に取り組めば比較的早く機能の獲得ができるようで、ぜひ全ての子どもたちに受けてほしいものだと感じました。

「リハビリテーション」という言葉があるように衰えたものを回復させる医療はあるものの、「育てる」という視点で受けられる医療が日本にはなかなかありません。

驚いたのは歯が生える前の乳児期からできることがたくさんあるということでした。舌帯の状態の確認や、授乳の仕方、抱き方や寝かせ方からより良い口腔機能の獲得に関わってくるのです。


講師の先生が言っていたように「リ(Re)ハビリテーション」ではなく「ハビリテーション=(育てる)」視点がもっともっと広まってほしいと願います。私にも4歳になる息子がいますがこの知識をもっと早く持てていれば…と後悔もしつつ、気づいたこのタイミングから我が家でもすぐに取りれられるトレーニングを始めています。




なぜこのセミナーを受講したのか?

このセミナーは本来、歯科医師や歯科衛生士対象のもので歯科技工士が受講するのはイレギュラーです。共に参加した先生や衛生士さんからも「なぜ参加したの?」と質問を受けました。

ひと言では表せませんがこの内容を知らずして歯科医療に関われないと感じたのが正直なところです。

そもそも私は「予防歯科」こそ最も重要だと考えています。人々の利益を突き詰めていくと、どんなに素晴らしい補綴物を入れることより、生涯自分自身の歯で過ごせる方が良いに決まっているし、これまで私が作った補綴を入れて喜んでくださった方でも「自分の歯を失ってよかった」と感じている人などいないと思うからです。

極端な話「歯科技工士は無くなるべき職業」とも思っている私が、今回のセミナーが開催されると知った時、体に電気を感じるほどの衝撃でした。

私が漠然とイメージしていた日本のあるべき歯科医療の具現化がここにあるんじゃないか。直感的にそう感じ、すぐに受講を決めました。

実際受けてみて…。
私のイメージを遥かに超えた内容で、私自身の予防歯科の認識の浅さを痛感する結果になりましたが…。



歯科技工士だから関われる二重ドミノ理論

私は今後も「これ以上悪くならない口腔内」に貢献する技工士でありたいと思っています。歯科技工士が作る1本の補綴物がその人の口腔機能をプラスにもするし、その逆にもなります。

今回の学びによって単に補綴物を作るのではなく、食、会話、笑顔、呼吸、睡眠、など健康に生きるために重要な「機能する歯を作る」ことが技工士の役割りだという認識がよりくっきりしました。

そしてもうひとつ。
全身の健康に繋がる歯科医療には診査診断が何よりも重要ということも学びました。診査診断は歯科医師の役割りだから…という認識ではなく、力のバランスや排列状態などは歯科技工士だからこそ気づけることもたくさんあるので、治療前の段階から先生や患者さんと関わらせていただく姿勢も引き続き貫きたいと思います。



口こそすべて

歯磨きの定着やデンタルグッズが充実している昨今では、歯は残せる時代になりました。しかし歯があれば健康に生きれるのかといえば、答えはNOです。


<口腔機能>


これがここまで私たちの健康寿命と関わることだとは全く想像もできていませんでした。きっとまだまだ認識できている歯科医療従事者も少ないと思うし、国民のほとんどが知らない情報と言っても過言ではないと思います。

無知によって健康に生きれるチャンスを手放してしまうことが何よりもったいないことなので、知った私はこれを伝える役割りを担いたいと思います。シュルッセル キッズでも歯科衛生士が少しずつ発信をはじめています。



講師の福田歯科医院の先生方、スタッフの皆さん、とても貴重な学びをありがとうございました。きめ細やかなフォローもあってとても快適に受講することができました。そして何より私の歯科医療観がより明確になりました。引き続きご指導の程よろしくお願いいたします。

そして一緒に受講された先生や衛生士の皆さん、共に学ぶことができて楽しかったです。またお会いできる日を楽しみにしています。ありがとうございました。




口と全身は繋がっています。口こそすべてです。
歯科医療に携わるものとして、健康に生きることをサポートできるラボをこれからも追求していきます。




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